タービン・ハンドピースの滅菌
ハンドピース用自動洗浄・注油
院内感染防止と衛生管理の向上
歯科用ハンドピース用の自動洗浄・注油器は、手作業よりも内部の汚れや血液・唾液を確実に排出し、院内感染防止と衛生管理の向上に不可欠な役割を果たします。
- 内部の徹底洗浄・注油 :複雑な内部構造やギアの隅々までオイルを行き渡らせ、手動では落としきれない微細な汚れや残留物を効果的に排出します。
- 飛沫・汚染の防止 :手差しスプレーによる注油と異なり、密閉された空間(または専用の排気・フィルター機構)で処理するため、診療空間や周囲の環境をオイルミストで汚染しません。
- 滅菌効果の最大化 :オートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)などの滅菌処理を行う前に本機で洗浄・注油を行うことで、汚れによる滅菌不良を防ぎ、機器を衛生的な状態に保ちます。
専用滅菌器(タービン用小オートクレーブ)での滅菌
迅速かつ確実な滅菌処理
タービンやコントラ(歯科用ハンドピース)専用のオートクレーブ(小型高圧蒸気滅菌器)は、切削器具の内部構造や複雑な管(内腔)まで確実に滅菌するため、ヨーロッパ基準EN13060のクラスSなどに適合した機器か専用設計の機器での滅菌が必要です。
- 内部までしっかり蒸気を通す:タービンやコントラは内部に複雑な管(内腔)があるため、確実な空気置換と蒸気到達が求められます。専用機やクラスS/Bのハンドピース対応モデルは、内腔物への滅菌に特化しています。 [1, 2]
- 医院の衛生管理・感染対策:患者ごとに交換・滅菌するハンドピースの回転率を上げ、院内感染対策の強化に大きく貢献します。
滅菌パックで保管
保管中の再汚染の防止と無菌状態の証明
歯科用タービン(ハンドピース)を滅菌パック(滅菌バッグ)に入れて保管することには、「治療中の切削粉・血液が逆流しやすいタービン特有の内部汚染(吸い込み現象)を防ぎ、患者ごとの無菌状態をチェアサイドで100%証明する」という、歯科医療において極めて重要な意味があります。
- 使いまわしゼロの視覚証明:患者さまにとっては「自分専用に滅菌された清潔な器具が使われている」という視覚的な確信になり、医院に対する強い安心感と信頼関係に直結します
- 滅菌完了の有無を瞬時に識別できる(ヒューマンエラー防止):歯科医院では毎日何十本ものタービンやコントラを洗浄・注油・滅菌するため、処理前のものと処理後のものが混同しやすくなります。スタッフの誰もが「滅菌済み」だと瞬時に判別できるため、未滅菌のタービンを誤って次の患者さまに使用してしまう致命的なミスをゼロにできます。